第三の選択へ
Acid Black Cherryの活動休止を知り、すぐにブログを更新しました。
その時から数日ですが、yasuロスの大きさを感じています。
これまでもyasuは、ノドに2度メスを入れていて、それ以外でも体調面で様々な問題があったことは前回のブログで触れさせてもらったわけですが、どんなときでも期間を明けながらも必ず公の舞台に帰ってきたことから、今後も戻ってきてくれると確信しています。
ただ、確かに我々ファンが重荷であったんだろうな、と考えてしまいました。
ジャンヌからソロ始動すると言ったとき、僕はyasuの活動のこともABCのことも知りませんでした。
後付けなので、ジャンヌの活動が止まったショックもリアルタイムでは感じられていません。
更には、Q.E.D.のときのABCも後付けですから、尚更。
そんな僕が色々と思うことと、ジャンヌから、またABCのデビューから、yasuを応援していた方が思うことは、多少ずれていることなのかもしれませんが…ブログで残しておこうと思います。
まず、ファンが足かせになっていた、という点について。
yasuがABCを始動させた理由、ジャンヌの活動を止めた理由、本当のところはわかりません。
ですが、ABCを始めてから、確かにサウンドへのこだわりは強くなったと思います。
まず曲作りからクオリティを求めはじめたところ。
SUGIZOはじめ、名誉あるレジェンドに加え、同年代や先輩の力を借りてレコーディングしていました。
ライブに対する想いも変わってきたと本人が語っていましたね。
Re:birthツアーから、ライブの作り方、魅せ方も追求するようになったとか。
実際に、Erect、Shangri-la、Lに参戦して、ABCはエンターテインメント性が強いと感じました。
筋トレをしたり、嫌いだったレコーディングを入念にするようになったり、yasuなりの努力が感じられました。
体調管理だって、食生活やら体力作りやら、気を配っていましたよ。
そんなyasuが、長年頸椎が原因で苦しんでいたなんて知りもしませんでした。
度重なる体調悪化を繰り返しながらも、復活してきたのは、間違いなくファンのためでしょう。
凄くファン想いのアーティストですよね。
握手会やフリーライブ、アンコール曲のリクエスト、MC内容の応募、ライブハウスツアー…と、いかにファンとの距離を縮められるかを考えてやられた結果だった。
そんなyasuが、上り調子にも関わらず、珍しく弱音を吐いたのが『Lーエルー』の発売のときでした。
ハードロックな曲をファンが期待しているのを知りながらも、なかなか曲作りが思い通りにいっていなかった中、なんとか作ったのが「エストエム」であり「LIAR or liar?」であり「versus G」でした。
僕らが、今回も良い曲作ったじゃん!とか、今回は微妙かも、とか気軽に思ってしまっている曲たちは、yasuなりにファンのことを考えて作られた汗と涙の結晶なんですよね。
Lツアーのときも、こんだけ頑張ったんだからしばらくはアルバム作らないわ、なんて冗談っぽく話してましたけど、あれは本音でしょうね。
yasuの引き出しに限界が見えてきたから、ネタ作りと次回作への繋ぎ、そしてyasuのレベルアップのために今回の『Acid Blood Cherry』を制作したんだと解釈していますが、個人的には「だったらジャンヌやればいいじゃん」と思っちゃってました。
マジ話をするなら、こんだけ長い間復活できていないのだから、相当な理由があるはずだし、ABCが大きくなりすぎて元に戻れなくなったのもあるんじゃないかと。
良い機会だから10周年ライブでABCを休止して、ジャンヌ復活しなさい、なんて希望がありました。
今回、ABCが本当に活動休止してしまったけど、その理由がyasuの頸椎損傷となると、さすがにABC放っておいてジャンヌに戻るのは想像できなくなっちゃいましたね。ファン想いですから。
ただね、ファン想いだからって、ずっと希望持たせるような言い方はしない方がいいんじゃないかな?
yasuだって、薄々感じてると思うけど、自分の限界わかっていてもファンのためなら無理しちゃうのがyasuなんだよ。
だから、実際こうなったわけだし、ジャンナーは未だに待ち続けているんだよ。
自分、もう無理っす。
そう言ったっていいんじゃないかな?
yasuが頭振らないこと、ジャンヌやらないこと、ABCやれないこと
受け入れられないって人が、中にはいるかもしれない。
けどね、大半は受け入れてくれるよ。
yasuがファン想いなのもそうだけど、いかに音楽に対しても真剣に取り組んでいるかわかってるから。
年齢だって、みんな気にしてるよ。
いくら見た目が若くて、ビジュアルも気にしていたって、ちゃんと身体は老いていくんだよ。
つんく♂みたいなプロデューサーにだってなれると思うよ。
でも、やっぱりyasuには唄っていて欲しいからさ。アコースティックだっていいよ、首振らないロックでもいいよ、なんならつんく♂の言うようにディナーショーやったっていいよ。
どんな形でもいいから、yasuが自分で作った歌を自分で唄ってくれるのなら、それでいいんじゃないかな?
ジャンヌと共に年齢を重ねてきた人たちは、もう40とか50とかなってる。
ジャンヌ復活願いつつもABC見守ってきた人もいる。
ABCは受け入れられないけど、ジャンヌ復活待つ人もいる。
中には諦めて去っていった人もいるでしょう。
teamABCはかなり若い人増えたよね。
10代、20代がやっぱり中心だよ。
そんな人だって、ABC10年で当たり前だけど10も年重ねたわけだからね。
これからも年食うんだよ。
yasuは年代なんて関係なしに良い歌を作って唄うんだから、どんな形でも自信持っていいよ。
だけど、とにかく引退するなら言ってほしい。
これ以上、ファンに対して中途半端な姿勢は見せないで欲しい。
僕自身、期限を設ける気はさらさらないけど、やはり時間ってのは残酷だから。
好きだった人を思う気持ちは、冷めることがほとんどだけど、yasuとの思い出を思い返すと、時間が経てば経つほどつらくのしかかる。
今日、車の運転中に久しぶりに『ARCADIA』を聴いた。
そうしたら、yasuって改めてだけどキレイな声してるって感じた。
ジャンヌって凄く完成度高い曲たくさん作ってるなって改めてわかった。
発売してから10何年経ったって、新たな発見もあるし、改めて気づく大切なこともあるし。
それから、昨日は『Lーエルー』を聴いたら泣けてきた。
「Round & Round」の歌詞が、今のyasuと重なった。
Lのツアーは全国遠征したし、アリーナツアー合わせると10回も参戦できたから曲聴くだけで当時のこと鮮明に思い出すんだよ。
「versus G」は、ライブのオープニングからの高揚感ある。
「Liar or liar ?」は個人的に大好きだけど、ライブ始まった感じがする。
「Greed Greed Greed」は、Shangri-laのときの印象が強いけど、MC挟んで休憩後の暴れ曲だって感じ。
「黒猫」は、このツアーで始まりが淳士さんのドラムの前にSHUSEさんのベースはじまりになってカッコよくなった。
「INCUBUS」は、未だに乗り方がわからない(笑)
でも、ツアーはじまる前にライブで一番聴きたい曲だった。
「君がいない、あの日から…」は、Shangri-laのときの印象強すぎたけど、ラストサビのアレンジがあって良かった!
「眠れぬ夜」は、タイトルと逆でこの辺で眠くなることがあったけども(笑)yasuの作る歌謡テイストは間違いないなーって。
「7 colors」なんてライトの良さが光ってたわ。
一番メンバーが楽しそうに弾いてるの感じた。
「エストエム」とかラストのテンション上がり具合半端ないよ!
「Lーエルー」は、幸せな気持ちにさせてくれる。最高のラブソング。
「& you」は、余韻を残しつつ本編が終わる切なさがこみ上げてくる。
そんな、ライブの想い出がね、蘇ってくるわけよ。
あとね、ライブだけじゃなくて、私生活の思い出も蘇る。
「Greed Greed Greed」はね、僕が社会人1年目の夏に発売された曲で、まだ当時僕はマドモに入っていなかったから、発売日に近くのCDショップに行ったらDVD付きが売り切れちゃっててね〜。
しかも、夜遅かったから、もう営業してるお店が少なくて。
ネットで隣の市のCDショップを見つけて電話したら在庫あるって言うので、急いでバイクで買いに行ったんだよね(笑)
そこでもらった白黒yasuのポスターは、即貼りましたが、今では色褪せちゃってます。
新生活の不安とか、仕事というプレッシャーとかさ、たくさんマイナスな想いが強かった中で、曲聴いたらさ、なんかそういうのどうでもいいやって思えたんだよね。
あと、仕事で給料貰えたから学生と違ってお金持ちになれたので、まあタイトル通りな想いも持ったよ(笑)
そんな風にね、yasuの歌はもう生活には欠かせないし、思い出を彩るものになってるから。
どんな形であろうと、また僕らの元に帰ってきて欲しい。
ジャンヌでなくても、ABCでなくても…
そうなれるように、しばらく休養して下さいね。