ABC 活動休止
2017年 8月3日
yasuの体調不良によりAcid Black Cherryの活動休止のお知らせ。
公式文章を下記に残します。
Acid Black Cherry 2017 tour Blood History “BLACK × BLOOD”公演中止のお知らせ
いつもAcid Black Cherryを応援していただき、誠にありがとうございます。
8月14日(月)から開催を予定しておりました、「Acid Black Cherry 2017 tour Blood History “BLACK × BLOOD”」ですが、yasuの長年の活動から生じた頚椎の損傷、それに起因する身体各所への痛みなど、複合的な症状の併発により、すべての公演を中止させていただくこととなりました。
本公演を実施すべく、yasu本人も積極的に治療に励み、ギリギリまでリハーサルに臨みましたが、
協議の結果、現時点では万全なパフォーマンスができる状態までの回復には至っていないという判断をし、別日程での振替ではなく、やむなく全ての公演を中止するという結論に至りました。
公演を楽しみにお待ちいただいておりました皆様には、ご迷惑をおかけいたしまして、大変申し訳ありません。また、公演日が迫った中での発表となってしまいましたこと、深くお詫び申し上げます。
回復を目指し、yasuも努力しておりますが、復調にはしばらく時間が必要です。
つきましては、yasuの体調が回復するまでの間当面、期間を定めず、活動を休止させていただき、
また皆様の前に元気な姿をお見せできるよう、回復のための十分な休養と治療の時間をとらせていただくことをご了承ください。
応援していただいている皆様、この度はご迷惑やご心配をおかけいたしまして、誠に申し訳ありません。
今後ともAcid Black Cherryを宜しくお願い致します。
有限会社アップライズプロダクト
ということでした。
加えて、yasuの直筆のファンへの手紙も掲載されたので載せておきます。
まず、今回のツアーが中止となった事態に対して…
yasuがABC 10th yearで新たな企画としてBLOODというコンピレーションアルバムを制作したこと。
そして、1年半振りのliveツアーであったこと。
様々な面から、ファンのみならずyasu本人も楽しみにしていたことが中止になってしまい、残念でなりません。
Lツアーから、フェスに出たりカバーアルバムを出したりはしていましたが、これといって目立った活動はしてきませんでした。
そんな中で、新譜と呼べるには微妙な立ち位置ではありますが、新たなアルバムを発表してツアー敢行と本格的な活動で期待をしていました。
ここ数日、ブログではリハーサルの様子も垣間見ることが出来、ツアーが近づいてきたワクワク感もありました。
僕個人としても、単独liveとしてはL武道館以来、フェスでは昨年のa-nation以来のliveでしたからテンションも上がってました。
それまでに、彼女と結婚し、妻が妊娠し、子どもが生まれ、気軽にliveに行けたときからかなり状況が変わっていました。
なので、live参戦のために休みを取ったり子どもを預ける準備をしたり駐車場を考えたり…と緻密な計画を練っていたのです。
周りがチケット落選していたり、チケットが高額でネットオークションに載っていたりする中、運良く当選したんです。
そういった人たちがいるのも知ってるし、久しぶりのliveを楽しもうと考えやっていたわけです。
こんな急なタイミングでのツアー中止は、かなり裏切られた感が強いです。
様々な意見があるのはわかります。
頚椎損傷というワード、長らく痛みを抱えながらやっていたこと。
live敢行自体は、yasuだけではどうしようもなかったことかもしれません。
が、リハーサルまでやってから中止が決まったということは、ギリギリまで可能性を見出そうとyasuやスタッフが粘ったということ。
yasuは頑張り屋でファン想いです。
それは間違えありません。
憶測ではありますが、yasuは僕たちファンのためにも自分の体に鞭打ってでもツアーをやろうとしたんだと思います。
そんなyasuの想いを知りつつ、スタッフは止めても聞かないyasuに「リハーサルまでやってみて、ツアー初日の2週間前(チケット発送ギリギリ)で続行するか中止にするか判断しよう。しかし、中止となれば次はそういかないのだから、治るまでしっかり休もう」そんな約束をしていたのかもしれませんね。
yasu、スタッフ、どちらも愛のある考えをしています。
でも、ダメなんですよ、こんなの。
期待させるだけ期待を持たせてね。
もうお金払ってチケットも買ってるし、グッズも売ったし、みんな厳しい中で働いて資金集めてたり、会社にお願いして休ませてもらってたりするんですよ。
ちゃんとお金返すから。
文章で断る、詫びるから。
結局、yasuの体の問題だから仕方ない。
それでは済まないんです。
yasuもね、ドタキャンし過ぎですよ?
Q.E.D.ゲネブロ(原因ノド)
ハロパ(風邪)
L発売延期(レコーディング事情)
レク4発売延期(ノド)
きっと、yasu自身が自分の身体が弱いこと知ってて、凄く体調管理気にしてやってるのわかるんですよ。
タバコやめたし、サウナ通い出したし…
整体とかストレッチとか始めたり、健康的な食事とりだしたり…
でも、結果、こうでしょ?
プロとして失格です。
勘違いしないで下さいよ?
体調を崩すのは仕方ないんです。
誰だって気をつけていても風邪はひくし、怪我だってするよ。
でも、無理をするのは違う。
下手な約束してやぶって期待を裏切るのは、信用を失う行為です。
今回のことは、yasuだけでなくスタッフや会社側にも少なからず問題があったと思います。
元から無理をしがちなyasuを知っていたからこそギリギリの判断というのは、yasuのことを一番に考えられていません。
ファンを一番にyasuは考えていても、会社は雇用している社員を一番に考えるべきなんです。
いくら納得いかないとごねようと、それが会社の信用を失い収益も損失となる場合は、クビを切る覚悟をしないと社員を守ることにはなりません。
いかに、yasuに甘く、大切にしていない会社かということが、これで公になりましたね。
浜崎あゆみの件から、avexは好きじゃありませんが、今回のことはアップライズを超えて親会社のavexが責任を問われると思います。
部下の指導不届きです。
話を切り替え、病気の話をしたいと思います。
今回、頚椎の損傷と書いてありましたが、これ物凄く重い病です。
病というよりは怪我に近いのかもしれませんね。
まず、yasuはヘドバンが悪いのではなく、ヘドバン後のケアを怠ったのが悪いと言っていますが、それは間違えです。
いくらケアをしようと、ヘドバンによって頚椎や椎間板へのダメージは受けていますから損傷を避けることにはなりません。
炎症を緩和することにはなるでしょうが、損傷は損傷です。
次に、治るか治らないかというと、完全には治りません。
一時的に症状が出なくなったり痛みや痺れが弱くなったりすることはあっても、完治は出来ません。
頚椎とは首の骨のことで、それが損傷したりずれたりすることで脊柱管内の脊髄(神経が通っている)が圧迫され、痛みや四肢の痺れを引き起こし、運動障害をきたします。
そもそも神経は1度損傷したら回復しないし、ずれた椎体や椎間板を元に戻すのは外科的治療でも困難とされています。
有名なところでは、X JAPANのYOSHIKIが手術で人工物を入れたようですが、かなりのリスクが伴う上に良くなる可能性は物凄く低いんです。
実際、動きや痛みは手術前に比べて増強したように思えます。
アーティスト生命を脅かす病であることは間違いないのですが、今後yasuが活動していくすべを考えるなら、まず首にダメージを受けないようにヘッドバンギングは行わないこと。それでもダメージは受けてしまうので、ネックカラーをつけてダメージを吸収すること。
そうなると、ロックバンドのボーカルとしてはパフォーマンス出来ないに等しい。
今後は歌うことをメインにしていくしかないと思います。
最後に…
厳しい意見をたくさん書きましたが、全て事実です。
yasu、ABC、そしてジャンヌを愛しているからこそ、敢えて厳しい目線に立ち、意見をブログで残したいと思いました。
ただ、やはりyasuがこうなってしまったということは、立場だとか組織だとかファンだとかアーティストだとか関係なしにして、悲しくショッキングなことで、未だに受け入れられていません。
多方面からサポートを得られているとはいえ、yasuの重症さからして解決するのは容易なことではありません。
ファンの中では、休めば治るという考えの方もいらっしゃいますが、頚椎損傷は決して治りません。
しかしながら、yasuのこれまで行ってきたパフォーマンスがあったからこそ、今のyasuができているんで、ヘドバンがなかったらジャンヌは売れなかっただろうし、ABCの人気もなかったと思います。
命を縮めてまで輝くか、人生長生きを取るか、人には人の考え方があります。
yasuという歌手・アーティストは、エンターテインメントとしてヘドバンというパフォーマンスが必要だったのです。
だから、仕方ないと言えばそうなります。
それでも、活動ができなくなることもそうだし、それを置いておいても痛みや活動制限があるyasuの身体が心配でいたたまれません。
どうか、少しでも症状が改善し、ステージに立つ姿を見られたらいいなと思っています。
とにかく身体を第一にして、ゆっくり静養して下さい。
応援しています。
また、いつかyasuがステージで笑顔で唄っている姿を見たいです。
御健康を祈願します。