⚫end of the sky ・・・〜出逢えなかった君へ〜 / DAMIJAW
DAMIJAW 2nd Albumの『made from your heart』の一番最後に収録されている曲。
スローテンポのロックバラード。
ラストサビの盛り上がりと、叙情的なラストと、感情に訴えかける曲だと思います。
▪️この曲と出逢わなければka-yuへの想いは違ったかも…?
DAMIJAWとの出逢いは、マドモ(ジャンヌのFC)の会報でした。
ジャンヌ好きでしたが、ソロをやっていたの知らなかったし、ABCを聴くようになり、ライブに行き、そこからFCに入り、トントン拍子に進んだ中で、yasuの活動しか知らなかった自分に会報がka-yuの活動を伝えてくれた。
DAMIJAWというプロジェクトを立ち上げているということ。
Be with You !!!!! 2 ツアーのDVDが発売されているのを知り、たまたま行ったレコードショップに並んでいたのを買ったところから、自分の中でのDAMIJAWが始まりました。
CDから入らなかったという点が味噌(笑)
そこで見たライブの映像が衝撃的過ぎて…
あの会場の雰囲気を味わってみたい!
そう思って、3rd Album『THIS IS MY WING』を購入し、ツアー参戦!
(ちなみに、このときまだ1st,2nd Albumは持っていませんでした)
ほとんど曲を知らない状態でライブ参戦したのですが、DVDで気になっていたこの曲を聴いて、本当に虜になってしまいました。
それまでのka-yuのイメージって…
強気なやんちゃベーシスト
ペットにはでちゅまちゅ言葉
ノリが良いけど深く考えていない
バカっぽい
元ヤン
派手好き
タトゥー、ピアス
そんなイメージでした。
あと、責任感なんて、皆無?といった感じか。
ですが、ライブに行って、良い意味でそういったイメージが払拭されました。
ABCのyasu同様に、セルフプロデュースをしているDAMIJAWのテーマもそうだったんですけど、それとは別にベーシスト、ボーカリストとして1人のアーティストとして成り立っていたka-yuに、これまでなかった尊敬の眼差しが…
確かにビジュアルもカッコイイんですよ。
そこに、しっかりとした人間性が現れた歌詞や曲が乗っかっていたので、本当に良い経験(ライブ) をしたな、と感じましたね。
そのライブで一番心に残ったのが、この「end of the sky・・・」だったんです。
ka-yuって、ジャンヌだと何かとお騒がせで、それでもちゃんとバンドのムードメーカーという立ち位置で派手で目立つ印象ながら、バラードをしっかり作るロマンチストって感じ、そう思ってました。
この曲も、ジャンヌ時代をそうふつさせるバラードながら、yasuにはないka-yuのエモっぽい歌があって、感動しましたね。
このライブから、しっかりと曲を聴くため(知るため)にアルバムを買って、後追いながら聴いてみたら、この曲は震災で亡くなったファンに向けたレクイエムなんだろうな〜と思いました。
なんとなく、ABCの「君がいない、あの日から…」に似た感じで。
しかし、やっぱり歌詞を聴くと腑に落ちない点が多々あって、自分の中でのもやもやしてました。
DAMIJAWの活動休止から1年が過ぎ、このブログを開設してから、ちゃんと調べてみようと思いネットで検索してみたところ、とあるブログの記事を見つけました。
そこには「踏切に消えたナオ」という本に由来しているという情報が掲載されていたのです。
ブログを読んでから、真相を確かめるため、その書籍の内容を調べ、著者の次原悦子さんのTwitterのツイートを見つけ、真相が判明。
上記の著書は、児童養護施設で育ち、自ら電車に身を投げこの世を去ったナオミチという少年について記されたノンフィクション作品。
彼がka-yuのファンだったことを知ったka-yuが歌にしたみたい。
納得しました。
だからか、あんだけの想いを込めて唄っているのは…と。
ka-yuが彼のことを知ったのは、もちろん自殺してからのこと。
彼が生前に自分に会っていたら、自殺せずに済んだんじゃないか?というka-yuなりの想いと、それに対する答えが出ないという無念さがこの曲には込められている。そう解釈しました。
なんとも深くもあり、つらく、哀しいストーリーではありますが、こういった楽曲の核となる裏話について知っているのと知らないのとでは、やっぱり曲への愛着も変わってくるだろうし、本当の意味でka-yuの想いを知ることにはならないだろう、そう思うので、ここでまとめておきます。
ka-yuがこういった体験を歌に出来ただけでも、彼なりの供養にはなったんじゃないか、と勝手に思っていますが、ka-yu自身はそれで納得いかないんでしょうね。
DAMIJAWのツアーファイナルで、一番はじめに空を見上げながらこの曲をスタートさせたのには、こんな話があったんだと知ると、ライブに参戦する前に知っておきたかったと悔いるばかりです。