⚫rasen / Janne Da Arc
アルバム『ANOTHER STORY』に収録された曲。
本日、家族とドライブしてたときジャンヌをシャッフルで流していたら、久しぶりに聴いて改めて良いなって思ったので曲紹介で書きます。
▪️小説『ANOTHER STORY』の構成曲
まだアルバム紹介はしていませんので、先に少し触れておくと…
「rasen」が収録された『ANOTHER STORY』はコンセプトアルバムとなっており、アルバムを通して物語が展開されております。
詳しい内容は、別冊で発売された同名小説(yasu執筆)参照。
僕は、未だこの小説を読んだことがないため、調べてやんわりしたイメージしかありません。
リアルタイムにアルバムと小説を手にされた方の方が詳しく分かると思います。
アルバム終盤に登場する「rasen」は、ストーリーの起承転結で言うと"結"の若干前の部分でしょうか?
生き死にだったり、人の生きる理由だったりと、深いテーマを扱っていて、かつyasuの得意なファンタジー要素をリアルな世界にMIXさせた作風で楽しめます。
歌詞からは、人間が最後まで分かり得ない"生きる理由"を探るお話で、それを見つけるために生きていく主人公が現れる。
悲しい雰囲気で、歌詞も喪失感や悲壮感を感じさせるものではあるが、最後には希望を見出していて、疲れ切った日常の中で聴くとなかなかパンチがある曲かもしれません。
「rasen」って、そのまま螺旋と歌詞で書いていまして…人が生きる理由を次の世代に引き継ぎ、更にまた新たな世代に引き継いでいく、無限ループを指しています。
そこまでいくと、輪廻転生とか、宗教の匂いもしてきます。
ただ、ファンタジーのストーリーに乗せているため、イタい内容とまでいかず、さらっと考えさせてくれる中身じゃないかな、と思います。
▪️似たような曲があったようなー
妻は「これってラルクの「花葬」のパクリだよね!」って言ってくるのもわかる気がします。
構成もイントロも似ていますね。
ラルク好きのyasuですから、あながち間違ってはいないだろう。
しかしまあ上手く作ったもんですね。