永遠の星座〜Janne Da Arc復活祈願〜

Janne Da Arc(ジャンヌダルク)復活を願い、応援するブログ。もちろんソロ活動も応援。

⚫Lunatic Gate / Janne Da Arc

 

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Janne Da Arcの2nd シングル作品。

メジャーデビューとなった前作「RED ZONE」から4ヶ月後に発売されました。

当初、2ndは「Vanity」をA面、「Vanish」をB面として発売する予定であったが、録音終了後にダメ出しをされ、急遽歌メロさえないなか作り上げた作品が今作である。

※以上、Wikipediaより参照。

 

▪️ジャンヌ史上、売れた名作。

 

急ピッチで作られたとは思えない出来栄えで、今なお古臭く感じさせないカッコ良さがあるこの曲。

 

実は、チャート初登場11位という記録があり、これは12thシングル「Shining ray」で塗り替えるまで最上位作品であった。

 

ただ、後に「月光花」「ダイヤモンドヴァージン」「振り向けば…」とヒットした後期作品の印象が強く、シングル曲でありながら初期作品として影を潜めた存在となっているような気もする。

 

メジャーデビュー間もない若いバンドの荒々しさもありつつ、しっかりと完成させた曲にもなっていて、もっと評価されて良い作品だと思います。

 

個人的にも、この曲大好きなので、カラオケで唄うこともあるんですけど、なにせサビのキーが高くて昇天するところの裏声が聞き苦しくなってしまって、シラフでは周りに聞かせたくない曲でもあります(笑)

 

 

▪️ストーリーテラー林保徳の原点

 

ハイトーンな唄声ばかりに気がいってしまうyasuですが、詩才の方もかなりの腕があることが、2ndの時点でわかってしまうんです。

 

曲のストーリーを簡単に説明すると、浮気(もしくは不倫)をしている男女の恋模様を唄ったもので、男性目線で書かれています。

 

ただ、そうは言ってもちゃっかり起承転結がある、素晴らしい構成になっているので、そこのところを細かく解説していこうと思います。

 

 

まずAメロ

 

"冷めた君の瞳

相変わらず無機質な宝石みたい

いつもの誰にでも見せるお得意の瞳(め)で

男を見下すくせに

上目使いがやけに上手い君は

顔の割に僕との夜を数えてたり"

 

主人公が女性の紹介をしていますが、特徴としてクールということがわかります。

また、男性なら皆に上目使いで接するけど、本心では見下している、いわゆる可愛い子ぶりっこちゃんとわかってきます。

しかも、大して可愛くはないらしい(笑)

 

続いて、Bメロ

 

"'僕の彼女〜'と君に話し出す度

聞かないフリして 僕の口唇にかみついて来る"

 

主人公には、本命の彼女がいるのか、あるいはもう1人の浮気相手なのか、ここだけでは読み取れませんが…

女性が嫉妬して「私が本命なんだから!」と必死な様子が伺えるところを見ると、なんだか夜の世界の男女関係が写ってきませんか?

 

そして、サビ

 

"君をLunatic Gateまで連れていってあげる

この僕以外には誰にも出来ない事

今夜も君をメロディアスに奏でてあげるから

何か隠してるその扉 開いてみせて"

 

きっとこれは性交渉の描写でしょう。

Lunatic Gateは、昇天のこと。

奏でるのは、愛撫のこと。

主人公はさぞテクニシャンなんでしょうね、自信満々です。というより、もしかしたら自分にぞっこんな彼女だからこそ、自分しか彼女を満たしてあげられないと思っているのか。

隠しているのは、恥部(女性器)なのか…深読みすると、彼女は何か秘密を持っていて、それを男が探っているのか。

 

1番だけだと、彼女がいかに男を好きかわかります。が、果たして…?

 

2番に移ってみます。

 

"胸の空いたDress

僕が君に送るのは 着せたいからじゃない

そのDressをただ淫らに脱がせたいだけ

外で会った君の

感じがいつもと何か違って見えるのは

裸じゃない君だからかもしれない"

 

"暗闇より 太陽の下の方が

似合いすぎてる君を見つめられないのはなぜ?"

 

男は女性へドレスをプレゼントしたり、結構貢いじゃってます。

普段ホテルかどこかで夜デートしてるときと、外へ出歩いてるときの女性は雰囲気が違っていて、主人公はその二面性に困惑している。

しかも、夜の仕事のときより普段の方がイキイキとしている。なのに、そんな女性の姿を受け入れられずいる。

 

 

"気がつけば 僕はラビリンスに連れさられていて

いたずらな君の仕草にあやつられてる

輪郭のない憂鬱に誰か麻酔をかけて

このままじゃ 僕は君から離れられなくなる"

 

本来なら自分が弄んでいたつもりが、女性に自分が弄ばれているように感じてしまう。

女性とのやり取り・駆け引きで負けてしまって優位に立たれてしまい、終いには彼女なしでは生きていけなくなってしまいそうになる。

 

 "つかみ所のない関係と知りながら君は

何も言わず 僕の腕で朝を迎える

とりつくろう 笑顔に乾いた涙の後が

ごまかすつもりなら もう少し うまく嘘をついて"

 

自分と彼女、付き合っているのか、本気で好きなのか、気持ちのないセフレなのか、もうよくわからない関係性となってきたけど、そんなこと知りながらも口に出さない彼女。

本当はハッキリさせたい、出来ることならちゃんと付き合いたいって思ってる。でも、繋ぎ止めるためには嘘をついて自分の気持ちを隠すしかない。じゃないと壊れてしまう。

 

"一人きりの夜の方が好きだったはずなのに

気がつくと 君の感触をさがしてた

気をLunatic Gateまで連れていってあげる

何か隠してるその扉 開いてみせて"

 

 眠るときは一人の方が楽だったのに、今は寂しい気持ちで彼女を求めてしまっている自分がいる。

本当の気持ちを教えて欲しい…

 

 

そんな意味に解釈しました!

 

長くなってしまいました、すみません…

 

 

これ、ホストとキャバ嬢の体の関係から本気になってしまうダークな恋愛ドラマを描いているのでしょうね。

 

別に、yasuが真面目な恋愛気質の人間だとは思っていないけど、実体験だったらギョッとするよ(笑)

 

 

しかしながら、シリアスな展開で引き込まれてしまいました。

 

これぞ林保徳!

 

そんな曲ですね。

だから好きです。

 

 

あと、サビだけじゃなく、全編ハードなバックバンドと疾走感ある感じがたまらないんだよね。

 

ジャンヌが復活したら、まず唄って欲しい曲の一つです。