⚫月光花 / Janne Da Arc
▪️言わずと知れた名曲
Janne Da Arcというバンドを世間に知らしめ、
一躍有名バンドの仲間入りを果たすこととなった一曲。
日本テレビで放送していた「ブラック・ジャック」のOP曲にタイアップされ、当時中学生だった自分もジャンヌを改めて知ることになった作品であります。
(ちなみに最初に知ったのは「Shining ray」)
巷では、この曲がうれたがゆえにバンドが活動休止に追いやられたとされる噂が広まっていますが、正しくは違います。
確かに、Janne Da Arc=月光花という世間のイメージは、発売から10数年経った今でもあり、かなり印象つける曲だったんだと思います。
セールス的にも、その後のリリースからしてみても、やはり「月光花」が世間の目では抜きん出た存在なのは一目瞭然です。
しかしながら、それだけで10年続けてきたバンドを休止する理由にするのは甚だおかしい。
事務所から圧力がかかり、それまでのロック路線からポップスやバラード中心にリリースを強要された、なんて噂もあります。それも、続く作品を見る限りでは???って感じですよ。
▪️ジャンナー、ダルカーたちの想い
「月光花」で有名になったジャンヌ。
ライブでこの曲を聴こうとチケット争奪戦が繰り広げられ、クリスマスに行われた大阪城ホールライブは速攻ソールドアウトだったとか。
さらに、悲しくも「月光花」を聴いたら帰るお客さんがいたんだとか?
→あくまでも噂ですよ。
しかしながら、こういった噂が流れるくらい、ファンからしてみたら、この曲は嬉しくない存在だったんでしょう。
売れなきゃやっていけないシビアなプロの世界に対し、売れることがバンドとの距離を生み出し、さらにはにわかファンを増やしてしまう要因となることに気付かされたわけです。
きっと、その点についてメンバーもちゃんと把握していて、だから「月光花」って曲があまり好きじゃない感じのコメントが並んでるのでしょう。
(詳しくは、大阪城ホールのライブDVD収録の副音声で内容を聞くことができます)
▪️叙情的かつ激しい(メロディアス)
アニメ作品の中身と合致したような曲なのも魅力の一つですが、この曲はタイアップ抜きにしても完成された曲であるのは間違いありません。
ここにきて、yasuのバラードで伸びやかに唄う声と、kiyoのキーボードが光る曲となりましたね。
とことん切なくなる楽曲なのに、涙を流すイメージではなく、ひとしきり哀しみに浸るイメージです。
歌詞からしてみても、yasuの好きなL'Arc~en~Cielのような曲ではないでしょうか?
カラオケでは、盛り上がらなくてもまわりからは「懐かしい」とか「いいね」とコメントを頂ける曲です。
PVもシンプルで綺麗なので飽きないですよね。
是非、ジャンヌが復活したときに唄ってもらいたい!