永遠の星座〜Janne Da Arc復活祈願〜

Janne Da Arc(ジャンヌダルク)復活を願い、応援するブログ。もちろんソロ活動も応援。

⚫Mother / Acid Black Cherry

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 5月の第2日曜日は母の日です。

 

今年は妻が互いの母親にプレゼントを送ってくれました。

 

母の日だから、それに通じる曲を紹介します。

 

 

「Mother」は、ABCの2nd Album『Q.E.D.』の1曲目に収録されているバラードです。

 

この曲にまつわるエピソードをまじえて曲紹介したいと思います。

 

 

 

▪️サスペンス映画のように考え抜かれたストーリーのスタート

 

コンセプトアルバムとして発売された『Q.E.D.』には、歌詞カードにストーリー(小説)が載っていて、曲と同時に謎解きだったり人間ドラマだったりを味わえる工夫がなされています。

 

アルバムのテーマとなったのは「人は人を裁けるのか?」

 

冤罪、凶悪犯罪、少年法...様々な問題を抱える現代社会の闇を、実際に起こった事件である「ブラック・ダリア事件」を元にしたストーリーで問う意欲作となりましたが...

 

 

そんなストーリー(アルバム)の一番最初の曲というので、やはりyasuは壮大なバラードに作り上げてしまいました(笑)

 

 

▪️人生とは...人とは...

 

タイトルの通り、母をテーマにした内容なのですが、決して母親賛歌の曲ではありません。

 

これは、母から子への視点で歌われた曲です。

 

1番は、これから生まれくる我が子へ人生がどれだけ辛いのか、それでも私はあなたを愛しているという内容。

また、人はなぜ生まれてきたのか?という疑問を問う歌詞があります。

(←この辺がyasuの良い具合で中二病っぽいところ)

 

そして2番でその答えとして、君(子ども)に会うために生まれてきたんだ、としています。

 

 

自分の人生=子どもに出会うこと

 

まさに母親の鏡のような考え方ですよね。

 

つまり、この曲「Mother」が指す人物とは、聖母マリア様のことを言っているのではないか?そんな解釈が出来ます。

 

ちなみに、この曲を普通に一般的な母親としても良いでしょうけど、yasuがこんな綺麗に現実を描いてしまうと歌詞が臭すぎてつまらないと思うわけです(笑)

 

アルバムの最後の曲の一つ前に「Maria」という曲もあります。類似する曲ですが、ここでは紹介を控えます。また機会があれば紹介したいと思います。

 

 

▪️結婚式

 

ここからは僕のエピソードです。

 

昨年、私は結婚しまして、無事結婚しましたよ〜ということで挙式と披露宴を挙げることとなりました。

 

彼女とは学生時代に出会い、交際してから5年近く経っていて、かなりおめでたい話ではあったのですが、素直には喜べない理由もありました。

 

結婚した理由としては、子どもができちゃったから。

 

最近では、できちゃった婚(デキ婚)とは言わずに、授かり婚と言うらしいですけど、その言い方だとちょっと考え方が変わっちゃうので個人的には好きじゃありません。

 

僕が言うのもなんですが、事実僕らは子どもができてしまったことによる結婚をしたんですよ。

 

もちろん、結婚するときや式のとき、息子が生まれてから今にあたるまでの間、それを後悔したことなんてないですし、むしろ本当にあの時できたおかげで結婚もできたし子どもも授かったし良かったなーとは思っています!

 

それでも、当時2人は受け入れるのに時間を費やしたというのは紛れもない事実なんで。

 

 

そんな中、2人で結婚して子どもを産んで育てると決め、両親に挨拶することとなったのです。

 

僕の両親は理解してくれましたが、妻の家庭は厳格な両親だったので、デキ婚なんて許してくれるはずなかったのでした。

 

 

お義父さんからは「過ぎてしまったことは仕方ない。ただ、私は順番が違ってしまったことを一生悔やむと思う」と言われました。

 

 

また、こうも言われました。

「結婚式は挙げなさい。お金はなんとかするから。ただし、バージンロードは一緒に歩かない」

 

そこから、結婚式を挙げる準備を進めることとなったわけです。

 

結婚式について少し書かせて下さい。

 

僕は結婚式を挙げるなんて気はサラサラなかったので、かなり苦労しました。

 

というのも、まず第1にお金がなかったから。

しかも、これから子どもが生まれるというのに、自分たちにお金を注ぎ込んでしまっていいのか?と思ったからなおさら。

 

お義父さんは、結婚式=夫婦として認められるという考えらしい。

 

厳格な方らしい価値観。

 

そんな人だからこそ、自分の意見はどうあっても曲げないでしょうから、僕は罪滅ぼしのつもりで式を挙げることに納得しました。

 

その代わり、甘えにはなりますが、資金は親に負担してもらう形をとりました。

おかげで、予想通り多少両家や僕らと親が揉めることにもなりましたが、まあ想定の範囲内です。

 

結婚式・披露宴を挙げたくないと言っていても、やると決まれば出来る限りやって良かったと思える形にしたいと、色々と試行錯誤したわけです。

 

 

そうやって準備をする内にあることに気が付きました。

 

前まで、結婚式というのは親のエゴだから挙げれば親孝行だというひねくれた考え方をしていました。

 

それがですね...親への感謝を表す場であると気づいたんですね(遅いわw)

 

 

それを気づけたキッカケは、やっぱり小さい頃の写真とか見ていて、自分の親がどれだけ助けてくれていたのかとか感じてきたから。

 

加えると、妻のおなかには自分の子どもの生命が宿っていたから、これから自分たちも親になるんだという自覚を肌で感じられたから。

 

 

だからか、披露宴の入場曲は「Mother」に決めたのでした。

 

未だにこの曲を聴くと、披露宴のことを思い出してしまいます。

 

他にもたくさんの曲を使用させて頂きましたが、やはり選ぶ時に一番すんなり決まったくらい強え思つで選んだ曲だったので、心に残っているんでしょうね。

 

 

 

ちなみに、僕はこの曲をライブで聴いたことが一度もありません。

 

いつか1度でいいから生で聴きたいな〜と思っています。

 

あと、息子が成長したら必ず聴かせたい曲です。